一夜の。


「ミク。」


有馬ちゃんの事 下の名前で呼んだ事なんてなかった。


「しゃ、社長。」


無理やり有馬ちゃんの肩を抱き寄せ


片岡に見せつけるように 手を握った。


「俺のに、なんか用ですか?」


片岡は驚いた表情を隠せずに

それはそのまま寂しそうな顔へと変わった。



「そういうことか。

それなら 仕事なんて誤魔化さずに

彼氏が出来たと言えばよかったじゃないか。」



「片岡さん、違うの!!!」


「違わないだろ。

別にもう関係ない。もう連絡もしないでくれ。」


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