一夜の。
つれないなぁ。
目線をふと下に向けると
有馬ちゃんの指に見慣れない指輪?
「なに、これ!」
アクセサリーをあまり身につけない有馬ちゃんが指輪なんて自分で買うはずがない。
確かに有馬ちゃんにとても似合ってるが
ローズピンクなんて誰かの贈り物だということは直ぐにわかる。
「頂き物です。」
「…だから、誰に貰ったの?!」
俺は苛立ちを隠しけれない。
「K社の 今野社長です。」
K社の今野。
当社の1番お世話になっているといってもいいほどのお得意様だ。
聞いたことはあるが、今野とかいう男は
俺と同年代のイケメン社長だとか。