秘密の恋 〜社長に恋して〜
「ああ、急に悪かったな。これ。」
そう言うと、由幸は握ったままの右手を瑞穂に差し出した。

「?」
瑞穂は、USBか何かかと、手を出した。
瑞穂の手のひらに重なるように、由幸の手が開かれたと思った時、ぎゅっと瑞穂の手が握られた。

「え!!社長!」
あまりにも意外な行動に、瑞穂は慌てて手を離そうとした。

しかし、由幸はそれを許さず、
「行くぞ。」
とだけ声をかけ、瑞穂の手を引いてエレベーターに向かった。

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