階段落ちたら異世界に落ちてました!
コンコンとノックして声を掛ける

「陛下、まどか様をお連れ致しました。」


「入れ」

開けられた執務室は両脇は大きな本棚になっており執務机の前にソファーセットがある。
そこまで大きくはないけれど、とても落ち着いていて仕事しやすそうに整えられている。

カタン


「まどか、まどか!!」

そう呼びながら近付いてきてあっという間に抱きかかえられた。
何ですか?この早技は?!
瞬間移動?!いつの間にか抱っこされてました・・・



「まどか、部屋は気に入ったか?気に入らなければ家具も壁紙もカーテンも新しくするゆえすぐに言うのだぞ。」

そう声をかけながら執務机に戻っていく。

アンジェリーナさんの予想通りもうくっついたら離れませんね?

執務室に来る間に覚悟は決めました。


「とっても素敵なお部屋で驚きました。あんなに素敵なお部屋を用意して下さってありがとうございます。」

そう微笑んで伝えました。

「気に入ってくれたなら良かった。不足があればすぐに用意するから遠慮なく言うのだぞ?」


「はい、ありがとうございます。」

「まどか、普通に話せ?堅苦しくなくて良い。そなたは私の番なのだから。」

「分かったよ。そのうちなれてくると思うから・・・」

慣れない態勢の中そう答えた。


こうして話しつつ執務机に着いたエドは私を膝に横抱きに乗せて仕事を再び始めるようだ。
アンジェリーナさんの予測通りですね。


これからも何かと助言頼みますアンジェリーナさん!
目で訴えると微笑みつつ頷いてくれた。

ローレンスさん同様目線や表情で読み取ってくれるお2人が頼りです!!
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