階段落ちたら異世界に落ちてました!
理解の先に。想いを伝えていきましょう
慣れって凄いですよね。
溺愛ゆえの蜜月期行動も当たり前な状況になってきてもう違和感なく過ごせるようになりました。



あれから更に半年を越えて、流行り病は今年は死者を出すこと無く無事に終息して新たな季節もふたつ巡り春を迎えてなんだかんだでサールーンに来てから1年になります。




今日は私の結婚式です。
獣人族の族長女性陣と城の女官や侍女達が渾身の力作として作りあげてくれたウエディングドレスとベール。
そのどちらにも綺麗にエドの髪の色銀糸で刺繍が施されています。
自分より歳上であり既婚の女性陣に刺繍してもらうと幸せになれるというジンクスがサールーンにはあるそうで、親がここには居ない私の為に既婚族長女性陣と城内の既婚女官、侍女が参加してくれました。


やれ、あーでもないこーでもないと皆が相談しながら立派なウエディングドレスとベールに仕上げてくれました。
そして今アンジェリーナさんが私の髪を結い上げてベールを掛けてくれました。


ベールダウンは一番年上の女性という事でなんとエドのお母さんで私のお義母さんになるマリアネラさんがしてくれることになりました。

お義父さんであるサージャイルさんも来ています。
50代に見えるお2人ですがどちらもその年代の美形と言えます。
さすがエドのご両親。
美形遺伝子の元を確認した感じです。


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