【完】☆真実の“愛”―見つけた、愛―1


「グッ……」


気が付けば、手が伸びていた。


細い首を絞めていた。


共にいられないのなら、死ねばいいと思った。


「っ……ころ、して、」


喘ぐ声で、言った夕蘭。


”殺して“と。


その時、抱かれていた赤子が泣いた。


元気な声を張り上げて、大泣きした。


「ゲホッ……」


咳き込んだ夕蘭。


手を伸ばそうとして、握り締めた。


< 151 / 425 >

この作品をシェア

pagetop