Sweet Candy
玄関まで陸を見送るのがいつもの日課。
「じゃあまた明日な、」
いつもの様に右手を上げて玄関出て行く陸。
あーあ…やっぱりかっこいんだ。
悔しい。
「陸っ!」
陸を追って外にでる。
「明日…明日、海行きたい!」
「おまっ!声でけー…」
「あ、…」
今はもう深夜2時を過ぎた真夜中。
わー////
恥ずかしい…
本当あたしって空回りばっか。
だからいつも陸にだって馬鹿にされるんだ…
「10時、ここ待ち合わせな。」
「…へ?」
「へ?じゃねえよ。海、行くんだろ?」
そう言って見せる余裕の表情にあたしは素直に笑みを返す。
「おやすみ!陸。」
「おう。寝坊すんなよ?」
やばい!
明日楽しみすぎるよー!!!