Sweet Candy
陸はあたしの手を握る。
何故かどんどん早くなる心臓。
どこかで期待してしまっているのかもしれない…
自惚れるなあたし。
そして、ゆっくり陸の口が開いた。
「ななが大好き。」
そう言ってフッと笑う陸。
「……えっ」
何…?
思考はついていってないハズなのに、あたしの目おかしいみたい。
だって視界が歪んでるよ?
「陸が…?う、…うそだよ。」
そんなの信じないよ。
「嘘じゃない。ななは?俺のことどう思ってんの?」
いつも意地悪なくせにこの時だけはすごく優しくて、あたしはなおさら…ダメみたい。
「ばか、あの時からずっと…ずっとずっとずっとずーっと、大好きだもん…」
言うと同時にまた陸に抱きしめられて、今度はあたしも抱きしめ返した。