病院は苦手なんです!



放送で呼びかけてから数分たってからだった

「失礼します。先ほどの放送を聞いて来たんですけど...」
しーちゃんが迷子センターに顔を出した

「しーちゃん!?」
雫の顔を見たとたん目から涙がポロポロと流れた

「何でひーちゃんがここに?」
私のそばまで来てくれて、私の涙を袖で拭ってくれる

「桔平君からしーちゃんとはぐれたって聞いてグス...」

「...ごめんね...ひーちゃん」
雫は、そう呟いた

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