病院は苦手なんです!
☆
放送で呼びかけてから数分たってからだった
「失礼します。先ほどの放送を聞いて来たんですけど...」
しーちゃんが迷子センターに顔を出した
「しーちゃん!?」
雫の顔を見たとたん目から涙がポロポロと流れた
「何でひーちゃんがここに?」
私のそばまで来てくれて、私の涙を袖で拭ってくれる
「桔平君からしーちゃんとはぐれたって聞いてグス...」
「...ごめんね...ひーちゃん」
雫は、そう呟いた