病院は苦手なんです!


1時間目が終われば、僕の周りに人が集まってきた。


「寝坊か雫?」


このクラスのリーダー的な存在の鬼山が聞いてきた。


「馬鹿なの?」


「鬼山と違うの~」


「雫君が寝坊なんってしないの!」


と女子達が次々と鬼山に……。


こうなると、鬼山が可哀想に見えてくる


ずっと、黙っていた僕に鬼山が助けを求めているオーラを出していた。

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