となりの席
「恋?ラブ?」


頭が回らない……恋?何っ私っ……奏汰君に恋してるの?


ダメガール!


私なんて……恋する資格ないのにっ……


「芽衣?戸惑っちゃダメよ?何があったって、自分を強く持たなきゃっ、今を楽しむの、今!エヌオーダブリュー!NOW!」


「でも……奏汰君私になって興味無いよ………」


「何も言わずにバスとなり座るのと、授業中芽衣の目ジロッジロみてるのに脈ないっておもってるの?」


「そんなのきっと……気のせいだから……」


キーンコーンカーンコーン……


「ほらっ紗彩?こんな話しないでよってチャイムが言ってるじゃない、ね?」


「ぶー、芽衣のイジワルっ」


しぶしぶ教室に戻ったけど、心にすごい引っかかった。


教室に戻ると、いつもみたいにニコっと笑う奏汰君がいた。


いつ眺めても、ホンットにかっこいい。


「何ぼーっとしてるんだ竹野、これ答えなさい!」


いきなりっ!!


授業聞いてない自分が馬鹿だった……


でもあれは公式じゃないの?


「n=1、nの∑k=2分の1、k(k+1)」


「お、覚えてたのか?偉いぞ」


ここは予習してた……良かったほんと…
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