幸せになれるの?
「泊まりの準備とかさ。」
ああ!
そういうことか。
下着などの買い物をしに出かけるだろうって貴紀は言ってるんだ。
バッグの中に泊まりの準備をしっかりしてきてます!なんて、恥ずかしくて言えないから。
「うん。 ありがとう。」
素直に鍵を握り締める。
貴紀の帰りは何時になるのか分からないけど、食事の準備をしておこう。
そのためには材料を買いに出かけなくちゃならないかもしれない。
冷蔵庫の中を後で確かめさせてもらおう。
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