恋は手紙と。
プロローグ
 日の暮れかけた窓の外を見て、私は机の中へ手を入れた。


 教科書は鞄にしまったあとで、触れたスチール製の机の中からは、ひんやりとした冷たさが肌に伝わる。


 何かを探るように手を動かすと、カサッとした紙の感触があって、それを外へ出した。


 しわ一つない、真っ白で綺麗な封筒におさまった手紙がある。


 右斜め前の辺りを見れば、私の好きな人の座る席があった。


 今日こそ、行動するんだ。


 鞄を肩にかけて立ち上がると、私は教室を後にした。
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