恋は手紙と。
 「うん。今日の、放課後」



 「……そっか」



 「私の好きな人は梶木くんで、沢村くんを好きになることは、ないと思う……」



 「……うん、知ってる。宮野の気持ちを無理矢理邪魔しようなんてことは思ってないよ」



 少しだけ重い、沈黙が流れた。



 「弁当、食べなよ。時間なくなっちゃうよ?」



 「あ、うん」
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