恋は手紙と。
 ふわりと笑ってくれた梶木くんに笑顔を返して、私は口を開いた。



 「あのねっ、私の、告白の返事のことなんだけどっ……」



 自然と、手がぎゅっとスカートを掴んだ。


 こんなことを自分から聞きに行くのは恥ずかしくて、顔が赤くなる。


 熱さからか、背中が一瞬、じんわりと冷えた。



 「……いいよ」



 「へっ……?」



 「いいよ、付き合っても。僕、宮野さんと付き合いたい」



 梶木くんを見上げる。
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