fantasista 2






「柊って、こんなにつまらない男だった?」




マキは泣きそうな顔で言う。




「あたし、抱いてとか言ってる訳じゃないんだよ?

あたしたちもお邪魔させてよ」




それ、わざとあたしに聞こえるように言ってるのだろうか。

そろそろ腹が立ち始める。




「でも、あの頃はすぐに抱いてくれたよね。

柊の身体……」



「いいよ。うちに上がりたいんでしょ?」





そう言ったのは柊ではなく……

キッチンの陰から飛び出して、腕を組んでマキを睨むあたしだった。



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