fantasista 2
なぜか彼は柚ちゃんみたいなカツラを被って、柚ちゃんの制服を着ていた。
そして、柚ちゃんになりきって笑っていた。
柚ちゃんになりきっているつもりなのだろうが、全然違っていた。
何やってるんだ、こいつ……
ぽかーんとするあたしをよそに、戸崎はあたしを助けてくれた。
自分がいじめられることをものともせず。
悔しいけど、惚れてしまった。
周りに流されないその態度に。
そして、あたしを助けてくれたことに。