fantasista 2

8









結婚式も間近に迫ってきた今日この頃。

暑さもようやく去り、爽やかな風が舞い込むようになってきた。

柊と再会して、半年以上が経った。

あっという間の時間だった。

柊がいる生活は今までとは全然違い、幸せでいっぱいだった。






この日も仕事後に結婚式の打ち合わせを終え、柊と帰る。

結婚式の打ち合わせも大詰めだ。

式までのカウントダウンが始まっている。

きっと、タキシード姿の柊はかっこいいんだろうな。

見惚れてしまうんだろうな。

そんなことばかり考えていたあたしたちの間に、悪夢が降りかかろうとしていた。


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