fantasista 2
家に帰り、抱き合ったままベッドに倒れこむ。
身体をきつく抱きしめ、欲望を吐き出すかのように唇を貪り合った。
「みどり……愛してる」
柊の声が切なげに響く。
「どうやって愛すればいいのか分からないほど、俺は緊張してる」
震える柊をぎゅっと抱き寄せた。
柊はやっぱり泣きそうな顔であたしを見る。
そしてあたしも泣きそうな顔で柊を見た。
何度も何度もキスを交わし、そっと身体に触れる。
身体がびくんと飛び跳ね、おかしくなる頭で必死に柊にしがみついた。
そして押し寄せる快楽の波に耐えきれず、柊をぎゅっと抱き寄せる。
「柊……すき……」
熱い吐息とともに、言葉が漏れる。
「あい……してる……」
柊は嬉しそうに目を細め、再びあたしに唇を重ねた。