365日、いつまでもふたりで
「茜、決まった?」



どのくらい経ったのだろう。
ひとつの手帳を手にして、歩いてると竜くんに声をきけられた。

竜くんの手にはここのお店の袋があったので、何か本をみつけて買ったのだろう。



「うん。竜くんの好みに合いそうなやつ」



あたしは、手に持っていた手帳を顔の前に出す。



「さすがじゃん。茜、俺のこと分かってるな」



ニッコリと笑って、あたしの頭を撫でる。



「へへ。竜くんのこと思い浮かべながら選んだんだ」


「俺もさ、茜にプレゼント買ったんだよね。だから、交換しない?」



さっきから持っている袋を掲げる。



「え?そうだったの?」


「うん。いや、かな?」


「ううん!あたしも買ってくる!」



きっとあれだ。
今日はプレゼントを贈り合う日かなにかなんだ。
竜くんの豆知識である〇〇の日。

もういちいち驚かなくなったし、行動でだいたいね予測できるようになった。
そのくらい、あたしたちの一緒にいる時間が長くなってきたってこと。

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