365日、いつまでもふたりで
「どこいくつもりだろう…」



あたしはこっそりと2人のあとをつけていく。



見なくていいものを見てしまうかもしれないけど。
でもどうしても確かめたくて。



「これなんかいいかな?」


「えー?こっち!」



2人はそんな言葉を交わしてる。
見てみればジュエリーショップの前でアクセサリーを見てああだこうだ言ってるようだ。



「…やっぱり、あたしじゃなかったの?」



竜くんの好きな人。
あたしじゃなくて流山さんだったのかもしれない。



「ぶはっ」



なにを流山さんがいったかはわからない。
でもなにかに対して竜くんはめちゃくちゃ笑ってた。

あたしといても笑うことはあるけど、あそこまで爆笑してるのを見たことが無かった。



「…帰ろう」



何をしてるんだろうと。
このにいてもどうしょうもない。

竜くんは流山さんにも普段見せたことのない顔を見せれるんだ。
あたしだけの特権だと思ったのはあたしの勘違いだったみたいだ。

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