365日、いつまでもふたりで
ふたりきりになったブースの中。
ちらっと須坂さんを見てみるけど全然目すら合わない。
やっぱりあの日のことはふざけていただけなのだろうか。
〝たくさん愛してあげる〟
あの言葉があたしのアタマからは離れないっていうのに。
彼は全然動じていないみたいだ。
考えるのはよそうと頭を横に振って、パソコンに向かう。
響き渡るお互いのキーボードを打つ音。
これがなんだか心地よく感じてしまうなんであたしらしくない。
きっと須坂さんの魔法にかかってしまったからだ。
「茜」
バタンと扉が開いたかと思うと元太が入ってくる。
「元太、どうしたの?」
里衣子と帰ったはずだったのに。
「差し入れ」
コンビニの袋をあたしの横に置く。
「いつもありがとう」
「俺ら大して任されてないから残業なんてならないけど、茜たくさん仕事あるからさ。これぐらいさせてよ」
元太の心遣いに顔が綻ぶ。
ちらっと須坂さんを見てみるけど全然目すら合わない。
やっぱりあの日のことはふざけていただけなのだろうか。
〝たくさん愛してあげる〟
あの言葉があたしのアタマからは離れないっていうのに。
彼は全然動じていないみたいだ。
考えるのはよそうと頭を横に振って、パソコンに向かう。
響き渡るお互いのキーボードを打つ音。
これがなんだか心地よく感じてしまうなんであたしらしくない。
きっと須坂さんの魔法にかかってしまったからだ。
「茜」
バタンと扉が開いたかと思うと元太が入ってくる。
「元太、どうしたの?」
里衣子と帰ったはずだったのに。
「差し入れ」
コンビニの袋をあたしの横に置く。
「いつもありがとう」
「俺ら大して任されてないから残業なんてならないけど、茜たくさん仕事あるからさ。これぐらいさせてよ」
元太の心遣いに顔が綻ぶ。