愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
「いいんですか? ……私、内心かなりワガママなことばかり思っているんですよ?」

それでも聞いてくれる? 嫌いにならないでくれる?

「それでもいいんですか……?」

震える声で問いかけると、すぐに答えが返ってきた。「当たり前だろ?」って。

「どんなことでも聞かせてほしい。……日付が変わる前に」

「……え? あ、あれ……ここは?」

辿り着いた先は和幸くんの自宅マンションではなく、都内のホテルの駐車場。

彼はエンジンを切り降りると、助手席のドアを開け手を差し伸べてきた。


「ずっと前から部屋を取っていたんだ。……菜穂美と記念日を迎えるために」

「……うそ」

「本当だよ。レストランも予約していたんだけど……この時間じゃもう無理だな」

そんな、知らなかった。私はてっきり和幸くんの部屋で一緒に過ごすものだとばかり思っていたから。

「とりあえず部屋に行こうか。……そこで聞かせて、菜穂美の気持ち」

「和幸くん……」

甘い瞳で見つめられると、ドキッとさせられてしまう。彼の手を取るとギュッと握られる。
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