カクシゴト
1章

日常


流行りのものとか、綺麗な女優とか。


雑誌とかお洒落とかメイクとか。


そういうのって、私には無縁なものって思ってた。


恋した事はある。何回も。


でも、後からしたら本当に好きだったんたろうか、と不安になる。


誰かのために変わろうとか


意識してもらうためにアプローチとか。


そんなことしたことが無かった。


実際、そんなことしても何も変わらないって、


そんな甘ったれた考えをもって


14年間、私は一体何をしてきたんだろう。


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人物紹介

主人公 松田秋桜(まつだあお)

先生 佐藤隼人(さとうはやと)

お兄ちゃん 秋人(あきと)

友達 山田ミサキ(やまだみさき)

友達 木村夕依(きむらゆい)

先輩 渡辺一希(わたなべかずき)

兄の友達 佐久間舞桜(さくままお)

____________


「あお、先生廊下いるよ。」

「ほんまや!あお、はよーこっちきい!」

「うそっ、どこ?!先生!」


私は先生が好き。
って言っても、先生は24歳の新任だから、
歳は丁度10歳差って所かな。

「みて、2人!
先生こっち見た!」

「本当好きやね〜、先生のこと。」

「よっ、松田。」

「せ、せんせい!こんにちは!」

「また3人で騒いでたのか。
受験生なんだから勉強しろよ〜?
特に松田、お前俺の教科の数学だけは
どうしてこんな点数なのか。」

「えへへ…

がんばりま〜す」

「本当にな。

じゃあ、またな。」

「はい!」


「あー、おわったん?お話。」

「すごく幸せだった」

「ほんと好きだね。
私にはその気持ちわからね。
な、夕依?」

「せやね、今日妹の迎えやから先帰るわー」

「あれ、今日水曜だっけ?」


夕依の家は親が共働きなのに兄弟が四人いて、
一番下の花ちゃんはいつもお隣さんに預けてて、
兄弟で毎日交代で迎えに行ってるらしい。


「いや、金曜よ〜
今日は、健介が友達と遊び行くらしくて
迎え頼まれたんよ、あとで怒ってやる。」


健介くんっていうのは夕依の二個下の弟。

しっかり者だけど見た目がちょっと
チャラいっていう残念なこ。

まぁ夕依は凄く性格がおじさんみたいだから

それと比べたらとてもいい子。(笑)


「おおー、健介かぁー、
また会いたいなー」

「そうだね、もう彼女とか出来たのかなー?」

「私が言うのもあれやけどな?
あいつの顔はまぁまぁやん?
多分最近出来たんよ!」

「多分?」

「家でな、この間まではずっとカレーとか
シチューとか簡単なのばっか作ってたんけどな?
最近ハンバーグとかつくるんよ!
恋したからか〜とか思わん!?」

「「それは気分じゃない??」」
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