【11/7改訂版】お願いダーリン! ~大好きな上司に片思い~

【お礼してくれるの?今週の土曜日ならいいよ】

笑っていた自分に驚きつつも、結花の返事を待っている自分がなぜかおかしくてスマホの画面を見つめた。

【本当ですか?じゃあ、土曜日!主任、行きたい所ありますか?】

(おいおい、誘っておいて俺に聞くのかよ)
そんなツッコミを独り言のように呟いていた。

【お前がどこか連れて行ってくれるの?】

【はい!】

【俺よりも、行きたいところないの?】

そこまで打つと、今までテンポよく帰ってきた返信がとぎれ、結花が悩んでいる姿が晃には目に浮かんだ。


【水族館……どうですか?】

あまりにも結花らしい選択に晃は苦笑しつつも、【いいよ】と返信を返した。



【すみません!私の行きたい所じゃダメですよね】
すぐに反省したのだろう結花に、晃は素早く変身をする。

【いいよ。水族館に行こう】
「何がお礼だよ。どうせ俺が連れて行くんだろ」

晃は最近ずっと誰かとどこかに行くという事を考えられなかった自分が、結花の誘いにあっさりとOKしたことに驚きつつも、結花の喜ぶ顔を見たいそんな気持ちを隠すように独り言ちた。


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