【11/7改訂版】お願いダーリン! ~大好きな上司に片思い~

諦めます。

それから数日後の午後。
結花は思いもよらない社内メールを見て固まっていた。

差出人 大脇由香里

いきなりのメールごめんなさい。
今日の仕事の後、会社の前のカフェで会いたいです。
時間は合わせるので。



(なにこれ?どうして私を?)
そうは思うも、先輩の誘いを断ることもできず、結花は返信をした。

わかりました。
時間は19時でも大丈夫ですか?

(社内メールを使用で使わないでよ)

そんな事を思うも、一気に憂鬱な気持ちが結花を襲う。
晃に近づくな、そう言う話だろうと推測し、結花は社内という事も忘れ大きなため息をつく。

「小松どうした?」
隣から聞こえた武田の心配そうな声に、結花は慌てて笑顔を張り付けた。

「なんでもないです」
それだけを答えると、パソコンへと目を移した。
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