今も君を…

トコトコトコ

「一緒に 帰るのも あとちょっとだね〜」

「そーだな。俺 絶対 立派な アーティストになってみせる!」

「一真くんは やっぱ 凄いね。 私壱馬くんいない学校で2年間も頑張れないよ 」

すると 突然 一真くんが バッと 手を引いた。
気づくと 壱馬くんが 抱きしめられていた。

「えぇ 一真くん?」

「俺も 頑張れるかな。 七海だけ 学校 置いてけん。他の人に 目移りするなよ。」

「一真くんこそ。女優さんとかに...」

「あほ。俺が好きなんは七海だけやで?」

「ずるいよ...」

そーいって 一真くんの 胸に 顔を埋めた。


... あぁ やっぱ 好きだなぁ 。しあわせだ。

この時 胸が ざわついたのは きっと 一真くんに キュンキュンしたからだ。

この時は そう思ってた。
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