last summer


快晴がトイレ行ってひたすら頑張った…


「いらっしゃいませー!!」


うんうん!自分でも声が出てきたと思う!


「美味し…「あのさーお姉ちゃんちょっと暇ぁ?」


話しかけられてきたのは20代のちょっと
チャラそうな人。


「ごめんなさい…ちょっと今は…」


「少しだけ…いいだろ?な?」


何この人…困ってるのかな…?


すると強引に腕を引っ張られた。


「きゃっ!何するんですか!?」


「別にーちょっと遊ぼうと思って、いいだろ?」


言葉には威圧しか込められてなかった。


「そういうの困るんですけど、
こいつ俺のなんで。」


聞きなれた声が耳元でし、
肩を引っ張られ、そのまま暖かい何かに包まれた。


上を見上げると快晴が思いっきり睨みつけていて
私は快晴にハグをされていた。


思わず涙が零れてしまった。


「なんだよ、彼氏持ちかよ。」


チャラそうな人は舌打ちをして
どっかに消えてしまたが、
この時間がずっと続いてればいいな…
…なんて私は思ってしまう。
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