恋する乙男~始めての恋心~

初めての・・涼side

「三咲、涼さんが来てるよ」

『本当?』

廊下の方を見ると、笑顔で
こっちを見ていた。

(営業スマイルだ)

三咲は、そう思ったが本人には言える
はずもなく、涼と素直に帰る事にした。

     ~帰り道~

「三咲、今日俺の家に来ないか?」

『えっ、急に』

「もう付き合って結構たってるのに
 家に呼んだ事なかったなと思って」

『分かった、行く』

「決まりな」

(こいつなら大丈夫だろ)

涼は、あれを見せても拒絶される
とは思わなかった。
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