恋する乙男~始めての恋心~

運命の出会い

俺は、本が好きだ。特に
小説が、お気に入りだった。


(何かいい本ないかなー)


そう思っていると、目の前に
背伸びをしている女子がいた。


「これが、取りたいのか?」

『えっ、あっはい』

目の前にいた、女子が正面を
見ると、俺は驚いた。


(かわいい・・・)

女はみんな同じだと思っていた。
表面は良い子のふりして、
中身は、性格ブス
でも、こいつは違う。
一目で、そう思った。

「名前は?」

『えっ、岡村三咲です』

「三咲、か。じゃあ、また」

俺は、何を言っているんだろう
会えるかなんて分からないのに
言わずには、いられなかった。

俺は、図書館を後にして駿に
電話をした。

「調べて欲しい人がいる」

「名前は」

「岡村三咲」

「俺のクラスにいる女子だよ」

胸が高鳴るのが、分かった。
同じ学年だったなんて。
これで、会える。
それだけで、嬉しいかった

「明日、情報を詳しく教えて欲しい」

「分かった。報酬はもらうぜ」

「どうせ、昼飯だろ」


(どうしてもあいつが欲しい。)

初めての感情だった。


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