散歩道
五月に入ると、体育祭に向けて準備が始まった。
うちの高校は、六月に体育祭があり、赤、青、黄色の三団に分かれて行われる。
私たちのクラスは、黄団で。
孝之さんのクラスも同じだった。
『運命だね〜。運命だ』
『奈美もそう思う?あたしも〜』
『あら。大輔ちゃんも?これはまさに運命よね』
…何キャラだ。
こいつら。
団割りの紙が張り出され、私が嬉しそうにその紙を見ていると、奈美と大輔がこうからかった。
『別に。たまたまじゃん?』
『あら照れちゃって。麻里ちゃんかわいっ』
『てっ照れてないし!!』
実際のところ。
結構照れていた。
それは昨日…
「明日、団割りの発表ですね孝之さんと一緒なら嬉しいな」
なんてメールを孝之さんに送っていたからだ。
うちの高校は、六月に体育祭があり、赤、青、黄色の三団に分かれて行われる。
私たちのクラスは、黄団で。
孝之さんのクラスも同じだった。
『運命だね〜。運命だ』
『奈美もそう思う?あたしも〜』
『あら。大輔ちゃんも?これはまさに運命よね』
…何キャラだ。
こいつら。
団割りの紙が張り出され、私が嬉しそうにその紙を見ていると、奈美と大輔がこうからかった。
『別に。たまたまじゃん?』
『あら照れちゃって。麻里ちゃんかわいっ』
『てっ照れてないし!!』
実際のところ。
結構照れていた。
それは昨日…
「明日、団割りの発表ですね孝之さんと一緒なら嬉しいな」
なんてメールを孝之さんに送っていたからだ。