妹の恋人[完]
ケーキを食べていたら、学校帰りの高橋さんも来てくれて。
いつものように授業のノートと一緒に、いくつかの本をプレゼントしてくれた。
「面白い本だったの。よかったら読んでね」
そういって手渡された本は、海外の作品のようで、俺がまだ読んだことのないものだった。
「ありがとう、時間はたっぷりあるから読ませてもらうよ」
高橋さんも一緒にケーキを食べて、皆で楽しい時間を過ごすことができた。
翌日、午前中の診察で先生から少しずつ歩くことの許可をもらうことができた。
伸びた靭帯はすぐには元に戻らないので、松葉杖を使っての歩行練習を。
ただ、俺は左手を骨折しているので右手でしか松葉杖を使うことができない。
ずっと寝ていて足を使っていなかったので筋力も落ちているだろうからと少しずつ、ゆっくり訓練することになった。
訓練は翌日からで、担当の先生が細かく指導してくれる。
なかなかうまくできないので、ベッドの上で本を読みながら右手の力を付けたいので腕を動かしたりあれこれしていた。
真剣に練習する俺を見て、母さんは時々涙ぐんでいたようだけど、俺は歩けるようになる自分がうれしくて、毎日真剣に取り組んだ。
足の治りは先生の予想よりも早いようで、もともとバスケットで鍛えていただけあるね、と先生にも言われた。
いつものように授業のノートと一緒に、いくつかの本をプレゼントしてくれた。
「面白い本だったの。よかったら読んでね」
そういって手渡された本は、海外の作品のようで、俺がまだ読んだことのないものだった。
「ありがとう、時間はたっぷりあるから読ませてもらうよ」
高橋さんも一緒にケーキを食べて、皆で楽しい時間を過ごすことができた。
翌日、午前中の診察で先生から少しずつ歩くことの許可をもらうことができた。
伸びた靭帯はすぐには元に戻らないので、松葉杖を使っての歩行練習を。
ただ、俺は左手を骨折しているので右手でしか松葉杖を使うことができない。
ずっと寝ていて足を使っていなかったので筋力も落ちているだろうからと少しずつ、ゆっくり訓練することになった。
訓練は翌日からで、担当の先生が細かく指導してくれる。
なかなかうまくできないので、ベッドの上で本を読みながら右手の力を付けたいので腕を動かしたりあれこれしていた。
真剣に練習する俺を見て、母さんは時々涙ぐんでいたようだけど、俺は歩けるようになる自分がうれしくて、毎日真剣に取り組んだ。
足の治りは先生の予想よりも早いようで、もともとバスケットで鍛えていただけあるね、と先生にも言われた。