妹の恋人[完]
「紅茶でいいかしら?」

母さんがティーポットを用意し、なぜかナイフを渡されてしまったのでカナコとハナちゃんに言われるがままケーキを切り分けた。

「いただきます」

スポンジの中にもちゃんとイチゴがはさんであって。

少し甘めのクリームだったけど、なかなかおいしい。

「おいしいよ」

「「ありがとう!!!」」

二人が声をそろえて笑っていて。

素敵なクリスマスを過ごすことができた。

毎年恒例のプレゼントも、皆にブリザーブドフラワーを贈って。

カナコとハナちゃんは、母さんたちよりも一回り小さいことが気に入らなかったようだけど。

ペンのセットは、夜中のそっと枕元に置くことにしていたので、とりあえずは我慢してもらった。

ハナちゃんの分は、さすがに枕元へ・・・は無理なので、帰り際にハナちゃんのお母さんにそっとお願いして。

かなりお酒が入っていたけど、大丈夫だろうか?

こればかりは信じるしかないので、ちゃんと届きますように。
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