夜空の星は月とともに瞬く

「ホントだ〜幹事ぃどうなってるのぉ」


「えっと、この人も他校の人なんだけど、電車が遅れてて、もうそろそろついてもいい頃だと思うんだけど…」



幹事の男が言葉を濁したその時、居酒屋の扉が開いた。



『お、遅れてごめんなさい!!』



急いで入ってきた女は他の4人に比べ、大人っぽく、綺麗という言葉が似合う人だった。



「じゃあ、全員揃ったから、自己紹介おねがいしまーす!まず俺から!幹事の藤野海叶(フジノカイト)です!よろしく!」



男子組からの自己紹介だった。



「沼尻奏真。煌翔の元総長。」



そう。



幹部組は、理帆の転校を期に卒業した。



「上賀茂京斗や!よろしゅうな!」



「穂坂悠雅です。よろしくおねがいしますね。」


< 105 / 107 >

この作品をシェア

pagetop