夜空の星は月とともに瞬く


『あの人たちが見るわけないじゃん。それに、メアドとか全部消したし。』



「あーらら(笑)色々と大変ね(笑)」



『あなたのせいだから。私は恨むわ。あなたを。』



「あっそ!どーでもいいわァ(笑)みんなは私のもの。あなたはずっと苦しめばいいのよ。」



そう言って去っていった円香。


私は、ポケットに手を突っ込み画面を触る。



【録音終了です。保存しました。】



これは、一つ目の証拠。


これから私があいつらに会うまでに、いくつまで増えるかしら…


家に帰ると、念のために音声をパソコンにバックアップし、SDカードにもコピーした。


喧嘩を習い始めてからは体中が筋肉痛で痛くて耐えきれなかったけど、最近は大丈夫そうだ。


喧嘩を教えてくれているのは宗一郎さん。


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