夜空の星は月とともに瞬く
「看護師さん、俺、こいつと喋っててもいい?」



まるで前から友達であったかのように親しく話す若月。



「OKよ。その方が静かにしていてくれるでしょう?」




私の方を見てイタズラっ子のように笑う看護師さん。



「ありがとう。」



イケメンかもしれないこの人が笑顔で看護師さんをみると、看護師さんは顔を真っ赤にして出ていった。



こうして初対面なのに色々と喋ることになった。


「名前は?」


『浦河理帆。』


「歳は?」


『高1』


「学校どこ?」


『長沼学園』


「所属の暴走族は?」


『ない。』


< 77 / 107 >

この作品をシェア

pagetop