オオカミ君と甘い✕✕

はぁ……やっちゃったなぁ…………

「遅いよーー！先輩！」

なっ、渚くん！？！？！？

「ど、どうして渚くんがここに…？」

「どうしてって、僕が呼んだんだから、ぼくがいなきゃおかしいでしょー笑」

「でっ、でも30分近く遅れちゃってるし、もういないのかと思って…」

「先輩に会えるなら30分なんて余裕で待てますよ」

「そんな…もう！恥ずかしい事すぐ言うんだから〜！」


「そーんな事より先輩…ワイシャツ、ボタンあけすぎじゃないですか？……スカートも短すぎる気がします」

あ…れ？さっきまでの子犬のような可愛い渚くんは一体どこへ………？

今私の目の前で、少し怒ったような声のトーンで真顔でこっちを見ている彼は、渚くん…であってるの？？

ちょっと戸惑うくらい、渚くんの雰囲気は一気に変わった気がした。