副社長のイジワルな溺愛
私の家を出て、タクシーで彼の自宅へ。
すぐに支度を済ませるからと言われて、リビングで彼を待った。
黒い硝子のテーブルの上に、数日分と思われる郵便物が置かれている。
一流百貨店の外商からの案内が届いていたり、建築業関連から届いた親展の封筒も。
――御門慧様、か。
本当にあの副社長と一緒にいるんだなぁ。
告白されたり、キスをされたり、こうして自宅に入れてもらったり……。
昨日は、私の家に泊まったりして。
今までこんなに好きになった人がいなかったから、彼の何もかもを受け入れたくなる。
副社長はいつもちょっと意地悪だったりするけど、それでも許せてしまうのは好きだからだろうなぁ。