深夜零時の呪い~止まらない負の連鎖~
「な、なんで。なんで私なんか……」
「おい、嘘だろ!?恢斗!」
智弘も駆け寄ってきて
2人で倒れる恢斗を囲む。
「ふふ。結局私も最後まで一緒に
入れませんね…後は任せました」
「なんで皆、私なんかを、そんな必死になって…守って死ぬの…!?」
再び壊れる涙腺。
死ぬ、なんて本当は言いたくなかったけれど
この様子を見ればわかる。
莉香と同じ……
もう、助からないんだって。
恢斗が私を助けてくれるなんて
思いもしなくて驚くしかなかった。
なんで、私なんかの為にそんな事…!!
「私なんか、じゃありません。
あなたは、優しくて、人1倍努力家で…
……大事な人です」
小さくなっていく恢斗の声。
気づけば恢斗は
笑っていて、メガネが取れたその瞳からは
涙が流れ落ちていた。
「な、なにを言っているの?
そんな事、それじゃまるで……」