今来むと~あやどるの百人一首小説第2弾~
「そっか!あたしもめんどくなっちゃって、行けなかったからさ~!」


珖がまじで、と言って爽やかに笑った。


そう、いいの。


あたしは、この笑顔が見られれば、何も...。


その時、昨日湯冷めしてしまったことで風邪を発症していたのだろう、クラっとしてしまった。


次の瞬間あたしの意識は遠のいていった。


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