12時の鐘で消えた王子様







次の瞬間、胸ぐらを掴まれた。




「あん時礼夢がどんな気持ちでおまえを待ってたと思ってんだよ!」




「…ごめん」




「礼夢がどんだけ泣いたと思ってんだよ!」




「ごめん」




「ごめんじゃ済まされねぇんだよ!」




「……」






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