12時の鐘で消えた王子様







男の子は驚いてこちらを見た。




「えっ!あ、えっと、うみを見ていたんだよ。」




そんなことは見ればわかる。




「どうしてうみを見ているの?」




そう聞くと、男の子はより一層目を輝かせながら話した。




「きれいだからだよ!ほら、うみのずっととおくを見てみて!」




彼はそう言って指さした。






< 96 / 160 >

この作品をシェア

pagetop