甘きゅん恋愛のすすめ



「そうだよー。もしかして七瀬くんと何かあった?」


空くんの名前が出てきて、ドキリと胸が音を立てる。



昨日の空くんのことを思い出すと、まだ胸が痛いのは事実で。



何も変わってないような、そんな気持ちにもなるんだけど。



教室にいた空くんの姿を一瞬捉えて、あたしは愛菜ちゃんを見た。



「前に、進もうと思って」



一連の行動を見ていた愛菜ちゃんは全て理解したようで、少し悲しそうな顔をしたあとに、微笑んだ。



「風花が決めたことなら、応援する」



「愛菜ちゃーーーん」



泣きそうになりながら、あたしは愛菜ちゃんに抱きついた。



そう言ってくれる友達がいて、あたしは幸せ者だと思う。
< 159 / 272 >

この作品をシェア

pagetop