甘きゅん恋愛のすすめ
「そうだよー。もしかして七瀬くんと何かあった?」
空くんの名前が出てきて、ドキリと胸が音を立てる。
昨日の空くんのことを思い出すと、まだ胸が痛いのは事実で。
何も変わってないような、そんな気持ちにもなるんだけど。
教室にいた空くんの姿を一瞬捉えて、あたしは愛菜ちゃんを見た。
「前に、進もうと思って」
一連の行動を見ていた愛菜ちゃんは全て理解したようで、少し悲しそうな顔をしたあとに、微笑んだ。
「風花が決めたことなら、応援する」
「愛菜ちゃーーーん」
泣きそうになりながら、あたしは愛菜ちゃんに抱きついた。
そう言ってくれる友達がいて、あたしは幸せ者だと思う。