甘きゅん恋愛のすすめ
Chapter2*「動揺」
「風花、学校行こう」
いつものように空くんに呼ばれ、あたしは一緒に学校に向かう。
空くんとは、幼稚園から一緒だなあ。
物心ついたときから、こうやって一緒に登校してた気がする。
家が隣同士で、子どもも同い年だったからか、親同士もとても仲が良いんだ。
「なあ、風花」
「んー?」
「今日、一緒帰れる?」
「え?」
いつもそんなこと聞いてこないで、勝手に誘ってくるのに。
空くん今日は、どうしたの?