甘きゅん恋愛のすすめ



ごめんなさい、と頭を下げる。



「ふーん……」



のに、特に無反応な佐々木くん。



何やら机に置いてあったプリントに視線を落としている。



あれ、怒ってたわけでは、ないんだ……?



「あ、あの……ご用件はなんでしょうか……」


頭にハテナを浮かべながらおそるおそる佐々木くんを見るけど、特に何か返事が返ってくるわけでもなく。



「………………」



こ、この沈黙はなんなんだ!!



助けを求めようと長澤くんの方を向くも、長澤くんは知らん顔。
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