甘きゅん恋愛のすすめ



あたし、こんなに優しくされることに心当たりなんてひとつもない。



むしろ、あたし達はつい最近までお互いを知らなかったはずなのに。



気づけば、佐々木くんはすんなりあたしのスペースに入ってきて。



こうやって優しくしてくれてる。




「……なんでだと思う?」



透き通った声が、近くで聞こえる。



なんでだと思う……?



なんでなんだろう。



「……わからないよ……」



わかるわけないよ。あたし、頭悪いし。
鈍いし、どうしてかなんて……。
< 99 / 272 >

この作品をシェア

pagetop