Fate/Kamen Rider 『絶唱果汁戦線 オレンジ』

シャバドゥビキャット検診

｢ンー？？｣

　キャットは不自然な記憶の穴を埋めるべく、ご主人の部屋でニンジン片手に唸るのでアル。

　ご主人の部屋である必要性は全くもってナイのだが、世の中意味のある事ばかりだと思ったら大間違いナノダ！

｢む？｣

｢ムム！？｣

　ご主人部屋の自動ドアァーが開いたと思えば目に痛々しいゴルドアーチャーなのだナ！

｢ヤツはおらぬのか狂狐？｣

｢夜這いしようとしても無駄無駄無駄！今は昼でご主人は不在でキャットは番犬なのだ超進化態色のアーチャーよ！ム？キャットで番犬とはこれ如何に？？｣

｢そうか｣

　その時！突如キャットに襲い来る頭痛！ヘッドエイク！それはビースト疑惑の暴君の役目ではないノカ！！

｢キャット謎電波を受信中！キャット謎電波を受信中！｣

｢……矛盾の塊のマーキングに付き合う道理はないのでな。おらぬのならそれでよい。｣

　ムジュンのカタマリ？？否、キャットは矛盾する事に矛盾しないという矛盾を矛盾矛盾矛盾矛タテホコタテホコ…

｢『オッス王様！オレだコウタだ！』｣

｢『あの後色々と勉強して英霊召喚ってのも他の神様から学んでんだ！またいつか、今度はオレがそっちに行くかも知れねぇけど楽しみにしててくれ！じゃあな！また会える日を！』｣

｢キャット通信終了。キャットブレーン再起動。｣

｢ハッ、それはこちらの台詞だと言うに……｣

　ムムムムム！！？？今ナニかキャットに良からぬ事が起こったのデハ？？

｢グレイトフルジャークよ！今キャットは何をスピーキングしていたノダ！？正直者には特別に秘蔵のニンジンをやることもやぶさかではないゾ！？｣

｢フッ気にするな……秘密というヤツさ｣

　そう言うとコーカサスは数百ものニンジンを取り出しては押し付け、高笑いしながら出て行ったのだナ！

　ぶっちゃけいつの間にかいるBB辺りに聞けばよいのだが、高級ニンジンの前ではキャットの記憶野はスパーキングしてしまうのダ！

　許せご主人！