あずゆづ。2

「いいからその犯人教えろよ」


ぶっ殺す…!!!


「そんなに焦らないで?」


そっと肩に手を置いてきたそいつは、続けた。


「私と付き合う?ならやめさせてあげてもいいわよ?」

「死ね」


ふざけるな

……ふざけんな…!!!


殴ると決め拳を握ったその時だった。



―――ガタンッ


「「!?」」


誰かが外から第三会議室のドアを開こうとしたのようで、音が響いた。

しかし、俺が内側から鍵をかけているので開くことはない。



「……あれ? おかしいなあ…」

「……っ!!?」


―――梓…!?



< 81 / 167 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop