いじめっ子には愛の鉄槌を
「なぁ、のび華」
淳太君は半裸のまま、あたしの前にしゃがみこむ。
それでまたまた真っ赤になってしまうあたし。
心臓がうるさくて止まってしまうのではないかと思った。
「なんで赤木のおっさんに、本当のことを言わなかったんだ?」
「……」
「お前はそうやって、男を誑かしているのか?」
「誑かす!?」
思わず声を上げ、目の前の半裸男を見ていた。
この人は何を言っているのだろう。
誑かしているのは淳太君のほうだ。
あたしは良かれと思って赤木さんに真実を隠した。
ただそれだけだ。