いじめっ子には愛の鉄槌を





顔を歪めて泣きそうな顔で見上げた淳太君は、にやりと意地悪そうに口元を歪めてあたしを見ている。

昔から変わらない、獲物を狙う狼のようなその顔にゾッとする。




「俺の言うこと、聞けねぇのかよ!?」





弱いあたしは、淳太君に何も言えなくなってしまう。





いじめっ子と同居のうえ、下僕宣言!?

あたしはどうなってしまうのだろう。


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